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【自己PRのよくある失敗】長い履歴書・職務経歴書は嫌われる?

長い履歴書は嫌われる?

自己PRや、履歴書、職務経歴書は簡潔に

私はこれまで企業の人事やキャリアコンサルタントとして合計15年以上学生や社会人の皆さんに接してきました。その経験を踏まえて、ポイントを一言で言うと、こんなアドバイスになります。


相手は時間がない

自分にとって志望先が特別でも、相手の企業等にとっては、当初、志望者は「たくさんの人の中の一人」でしかありません。

転職の場合、履歴書があり、さらに職務経歴書が加わります。面接時間はせいぜい30分から1時間とすれば、職務経歴書は1枚以内に収まるのがいいと私自身は思います。多くても2枚以内がいいです。その中に職務経歴と自己PRがともに入りますので、各々短く簡潔にまとめる必要があります。


成果や独自性中心に書き出す

職務経歴書の書き方としては、成果や独自性を中心に整理するようにします。成果は、できれば「社内で営業成績1位」など、数字を添えるといいです。ネット上には例文が投稿されていますが、結果や独自性が弱いものが多いと感じます。

その中で独自性がアピールできているものは目を引きます。Yahoo!知恵袋の例文の中には、独自性が出ているものもあります。

受付や一般事務の仕事をしつつも、「画像処理ソフト使用の経験を生かして店内ポスターなどを作成し、社内外より好評を得た」との内容がPRに入っていたりします。

なお、PRや結果は、転職先の仕事で生かせるものの方が評価は高いです。


キャリアコンサルタントにも相談

効率的な履歴書・職務経歴書の書き方としては、PRできそうなことなどを書き出し、キャリアコンサルタントに相談するのも効果的。キャリアコンサルタントは、たくさんの転職志望者の自己PR等に目を通していますので、客観的な意見を聞くことができるからです。

転職サイトの中には、キャリアコンサルタントに会って相談ができるところがあります。そうしたサイトに登録し、自己PRだけでなく志望動機や面接対策も相談します。その結果を生かして履歴書や職務経歴書を書き直すようにすると理想的。

一人のコンサルタントですと、少しアドバイスがかたよっていることがありますので、2人以上から意見を聞き、最後は自分の判断でアドバイスを取捨選択するようにすると、よりよいでしょう。


参考になる実例・例文

職務経歴書のレイアウトは、次のサイトのものなどがいいように感じます。

(見やすいレイアウトの例)
異業種に転職の場合の「職務経歴書」

ただ、成果が明確でないのがちょっと残念。
職名経歴書の中で結果が明確なものとしては、次のものが参考になります。

(成果が明確な職務経歴書の例)
職務経歴書 書き方アドバイス

リンク先のものは、「before→after」になっており、afterのサンプルが結果が具体的。「LEDを使ったクリスマスツリーを企画。コストも削減(金額入り)」といった具体例があるのが印象的。

このように、履歴書や職務経歴書のお手本に目を通すと、いろんな発見があります。いい部分はどんどん採り入れつつ、最終的にはお手本とは一味違う「自分らしい自己PRや履歴書、職務経歴書」に仕上げるのがコツです。


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