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【まとめ】就職・転職に役立つ資格 役立たない資格【有利な資格】

就職に役立つ資格 役立たない資格

就職や転職に有利な資格がある一方で、あまり役立たない資格も存在します。

私は一般企業の人事やキャリアコンサルタントをやっていたことがあります。その経験も踏まえて整理してみました。


意外と役立たない「3級」

具体的な資格ではないのですが、「3級」というのは、あまり目を引かないことが多いです。

人気企業や志望先の場合、秘書検定3級、簿記3級といったものについては、他の志願者との差別化ができません。競争倍率の高い企業等の場合、1級や2級の取得者がいるためです。書かないよりは書いておいた方がいいとは思いますが、あまり効果的でないことは自覚しておいた方がいいかと思います。

もちろん、3級の勉強から始めた方がスムーズに資格取得ができるという面はあります。ですが、そこで終わりにせずに、2級、1級と、さらに上をめざすのがベターです。


「独占業務」があるとベター

弁護士、宅建、公認会計士、税理士、看護師といった資格は、それがないとできない仕事があります。こうした「独占業務のある資格」は魅力的です。


MOSや医療事務は役立たない?

マイクロソフト社のパソコン基本資格MOS医療事務については、「役立たない」という口コミ・評判をときどき見かけます。

確かに、就職においては学生時代に打ち込んだこと、転職においては職務経験が第一です。学生時代が充実していなかったり、職務経験がなかったりすると、せっかく資格を取得していても評価が低いことが多々あります。

ですが、同じくらいの実力の人がいた場合には、資格のない人よりも資格のある人の方が魅力的に映ります。体操競技にたとえると、資格は「着地」のようなもの。大半の評価は実際の演技に対してなされるわけですが、着地は着地で、いい方がいいに決まっています。体操と同様、資格もないよりはあった方がいいというのが私の考えです。


学生の人気資格ランキング1位は運転免許

リクルート社が大学4年生・大学院2年生にどんな資格を持っているかアンケートを行ったところ、人気資格でダントツだったのは「普通自動車一種免許・普通自動二輪免許」。8割に迫る勢いだったそうです。

次いで「TOEIC(R)Test・TOEFL(R)Test・実用英語技能検定など英語の資格」が4割を超え、約4人に1人は「日本漢字能力検定」と回答。なお、TOEIC(R)Testのスコアを書いた13人の平均点は849点。

「その他」では、「技術士補」「国内旅行業務取扱管理者」「販売士」「日本語検定」「書道資格」などが挙げられたということです。

資格取得が有利だったかどうかについては、約6割の人は、「人事担当者が関心を持って質問してくれた」と答えています。また、「意欲や熱意、努力を評価された」と答えた学生も4割を超え、約3人に1人は「資格が仕事に役立つと評価された」と回答したとされています。

(参考)
リクナビ:就職に有利な資格はあった?


トーイックは600点以上はほしい

英語が重視される仕事の場合、学生なら最低でもトーイック600点はほしいところ。

外資系なら800点以上はめざしましょう。その際、もっとも効果的なのは1年以上の英語圏への留学です。アメリカやイギリス、オーストラリア、ニュージーランドといった国に1年以上留学した人の場合、特別な就活セミナーが開催されています。セミナーには、大手企業の中でも人気のある会社が参加する傾向があります。

また、外資系投資銀行や航空会社の客室乗務員の場合、英語面接が行われることがあります。

国内で忙しい中、英語対策をするには、エブリデイイングリッシュやスピードラーニングなどの「聞き流し学習」も有効です。ただし、効果をあげるには、単に聞き流すだけでなく、単語や語彙、構文、文法といったものを理解したうえで取り組んだ方がいいと思います。


転職で有利な資格

転職サイトDODAに寄せられた1万5千件の求人情報をもとに集計した資格ランキングは次のとおりです。

〇 資格取得が必須の求人

1位 普通自動車免許第一種
2位 薬剤師
3位 MR(医薬情報担当者)
4位 建築士一級
5位 臨床検査技師
6位 建築士二級
7位 日商簿記検定2級
8位 建築施工管理技士1級
9位 電気工事施工管理技士1級
10位 宅地建物取引主任者

〇 あれば「なお可」とされる資格

1位 宅地建物取引主任者
2位 日商簿記検定2級
3位 建築士一級
4位 薬剤師
5位 建築施工管理技士1級
6位 日商簿記検定1級
7位 公認会計士
8位 普通自動車免許第一種
9位 MR(医薬情報担当者)
10位 建築士二級

(参考)
DODA:転職で本当に有利な資格は?


就職に役立つ介護福祉資格は?

2014年1月のデータですと、介護関連職種の求人倍率は2倍前後。仕事を探している人1人に対して2件前後の求人があったことを示しています。

とくに就職・転職に有利と言われている介護福祉資格には次のようなものがあります。

・介護職員初任者研修課程(旧 ホームヘルパー2級)
・介護福祉士実務者研修課程
・介護福祉士(国家資格)


どんな資格学校・通信教育があるの?

通学講座では、簿記、公認会計士、税理士ならTAC(タック)や、LEC(レック)資格の大原といったところがよく知られています。

医療事務ならニチイ学館日本医療事務協会など、介護職員初任者研修ならニチイ学館三幸福祉カレッジソラストなどがあります。

パソコン教室の大手ですと、アビバナガセWinスクールといった学校があります。

通信講座で比較的有名なところとしては、ユーキャンキャリアカレッジジャパンたのまな(ヒューマンアカデミーの通信講座)など、公認会計士や税理士ですとクレアールなど、PC講座では音速パソコン教室などがあります。

高校受験や大学受験同様、資格試験は難易度が高くなればなるほど独学での合格が困難になります。ですので、一通り情報を集めてみて、適切な学校や通信講座を選ぶのがいいと思います。


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