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【4つの失敗パターン】大学生の短期海外インターンシップ




意識の高い学生は、大学に入学したら早期に海外インターンシップや海外ボランティアに取り組むのが、ここ数年のトレンドです。ただ、かなり流行しているため、体験の内容が似通ってしまっています

キャリアコンサルタントとして15年以上大学生の皆さんの就活を見守った経験から、短期海外インターンの典型的な失敗パターンには、次の4つが挙げられます。

1、他の学生と同じような体験
2、中途半端な英語力が身についただけ
3、成果が明確でない
4、就活成功以外の動機がない

以下、1つずつ解説していきたいと思います。


1、他の学生と同じような体験

これはインターンシップに限りませんが、流行していることに乗った場合、経験が似通ってしまう傾向があります。他の学生と同じようなことをしても、自分らしさのアピールにはなりません。ですので、できるだけ数多くの情報に目を通し、自分らしさが発揮できるようなものを選ぶ必要があります。

インターン等を選ぶ際の留意事項ですが、学生団体主催のものの中には、責任の所在が明確でなかったり、現地での安全対策が十分でないケースもあるので気を付けてください。


2、中途半端な英語力が身についただけ

短期留学にも言えることなのですが、中途半端な英語力がついただけというケースが多々あります。同じように就活している学生の中には、1年以上の海外留学にトライした人が少なくありません。その学生と比較すると、「その他大勢」に埋もれてしまうことがよくあるのです。

高く評価される傾向があるのは、1年以上 米国やイギリス、オーストラリアといった英語圏に留学した学生です。ですので、時間的に余裕のある就活生の方は、留学も視野に入れるといいです。ただし、語学力を磨いただけではあまり評価されないことが多いです。現地でボランティア活動やインターンシップにも挑戦し、目に見える結果を出した人が、就活で第一志望に内定しやすい傾向があります。


3、成果が明確でない

仕事では成果が求められます。ですので、就活の面接などでも結果が問われることがあります。海外インターンにチャレンジする人がたくさんいるわけですから、何等かの結果が期待できるものがよりよいと思います。「慈善事業の小学校建設スタッフに加わり一緒に建物を完成させた」とか「大学周辺のレストランのマーケティングを手伝い、売り上げを10%上げるのに貢献した」などとPRしている学生も少なからずいることを念頭におきましょう。


4、「就活成功」以外の動機がない

「内定目的だけで海外インターンをした」という学生が結構います。就活の面接では動機が重視されます。「なぜ海外インターン?」「なぜ海外ボランティア?」と志望先の人事に聞かれて、明確な答えが返せない学生がいます。これ、面接官としたらガッカリなのです。「内定がゴール」である学生を採用しても、その先も努力してくれるのかどうかがわかりません。その一方で、自分なりに社会で実現したいことがあり、その一環として海外体験があるのなら、入社後も頑張ってくれるのではないかという印象になります。

もちろん、就活のためという動機があっても構いません。ですが、それだけですと、志望先の社会人には魅力のない学生と映ってしまいます。しっかりとした目的意識をもって主体的に動いていかないと、「自分らしさを追求したつもりが、ただ流行に乗っただけ」で終わってしまうことがあります。自分軸や将来の夢を最優先に考えながら、それに必要不可欠な行動をするようにしてくださいね。


以上、短期の海外経験について見てきました。最後に、英語について補足しておきます。商社やマスコミなどを志望する場合、英語の試験が課される場合があります。また、外資系企業や客室乗務員の選考では、英語面接があるケースも見受けられます。

英語力をアップさせたい場合、2、3か月では目に見える効果がでにくいです。ですので、1年以上の留学を検討したり、スキマ時間を活用して「聞き流し学習」「オンライン英会話」をするなどして、就活に備えるのがベターです。


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